

天王寺区の南北に上町台地が伸びています。その上町台地の谷町9丁目付近から夕陽ケ丘にかけて多くの寺院が集中し寺町をかたちづくり、独特の風情を醸し出しています。このような寺院が集中した寺町は世界的にも珍しいといわれています。
寺院の甍の波と先人の安らぎの地。樹齢を感じさせる市内に残された数少ない大木群。これらの風景に浸りながら上町台地から眺める大阪の町並みとそこに沈みゆく夕陽。近代都市であり眼前にはビルが立ち並びながらも、古の時代にタイムスリップしたような錯覚をさせる景観は散策するごとに新たな発見が生まれます。
この寺町界隈を西に広がる町並みを眺めながら天王寺七坂を降りきった下寺町から上町台地を見上げると、そこには大阪市内では見かけないまた新たな風景が広がります。
塀を並べる寺院伽藍の背後に様々な樹種が樹林を形成している上町台地が屏風のように聳えたっています。きわめて珍しい見事な景観が180度パノラマ状に現出します。
上町台地を七坂で行き来し多様な顔を見せる寺町界隈、是非とも一人ひとりのベストスポットを発見してください。
また、天王寺区には、わが国最古の官寺として日本書紀に記述され、聖徳太子により建立された四天王寺をはじめ多くの社寺が集中しています。一年を通した折々の社寺の行事には老若男女数多の人びとが集い様々な祈りを捧げています。
近代的な大都市の只中にあって、社寺の伝統的な行事が日常生活に融け合い連綿と続いた歴史の積み重ねを感じざるを得ません。区内各所に歴史や伝統が息づき、玄関を出ればそこに悠久の歴史が広がります。
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